生薬博物館 その36

36回目の生薬博物館でご紹介するのは、寒い季節に相応しい、身体を温めてくれる作用を持った生薬です

附子

学名をAconitum carmichaeli、生薬名を「附子」(ブシ)と言います

春に山菜と間違えて食べてしまい、中毒事故を起こすことがあるトリカブトの根の部分です

漢方薬では、痛みを止めたり、心臓の働きをよくしたり、おしっこの出をよくしたり、代謝を促進して身体を温めたり等に使用されています

でも、もともとは有毒な植物なので、薬として使用するには減毒加工を行うことが必要です

4月から始まった生薬博物館ですが、年内はこれで最終回です。来年も続きますので、是非ご覧ください。

皆様、よいお年を

 

生薬博物館 その35

生薬博物館、35回目にご紹介するのは・・・

学名はMyristica fragrans、生薬名は「肉豆蔲」(ニクズク)です。スパイスとして使用されるナツメグのことです。

 肉豆蔲

薬としては胃の働きをよくする健胃薬として使用されることが多いです。

また、スパイスとしては、カレーやハンバーグなどに使用されますが、多量に使用すると、中毒症状を起こすことがあるといわれていますので、使用量には注意が必要です

次回は、年内最終回です。

お楽しみに

 

生薬博物館 その34

生薬博物館、34回目にご紹介するのはこちら

牽牛子

小学校の夏休みの宿題で、観察絵日記をやった方が多いと思います

学名をPharbitis nil、生薬名を「牽牛子」(けんごし)、植物名はアサガオの種です

遣唐使が薬として持ち帰ったという説があり、その当時は下剤(便秘薬)として利用されていたようです

その後、江戸時代には品種改良が進み、観賞用植物として知られるようになりました

寄生虫を下す作用もあるようで、中国では虫下しとしても利用されているそうです。

赤や青のキレイな花を咲かせるアサガオですが、もともとは薬だったなんて、驚きですね

次回もお楽しみに

生薬博物館 その33

33回目の生薬博物館で、ご紹介するのは最近話題になっているコレ

遠志

学名は、Polygala tenuiforia。生薬名は、「遠志」(オンジ)です

最近、話題になっていると言ったのは、「健忘症、物忘れ」に効くとしてドラッグストアで、複数のメーカーが商品化しているからなんです

もともと、漢方では強壮や鎮静、痰を切るなどを目的に用いられてきましたが、近年、研究が進み「健忘症、物忘れ」に効くことが確認されて、商品化されました。

生薬には研究が進んでいないものがまだ沢山あって、、まだ知られていない効果が、この先もっと見つかると思います

研究の分野に進路を考えている人は、もしかすると新しい薬を生薬から見つけちゃうかもしれませんね

次回もお楽しみに