生薬博物館 その32

32回目の生薬博物館で、ご紹介するのは海藻です

海人草

学名を、Digenea simplex、生薬名を「海人草」(マクリ)と、言います。

今の日本では、ほとんどありませんが、お腹の虫下しとして使用されます

主成分のカイニン酸には、回虫の駆除効果があり、現在では動物用医薬品の駆虫薬に含まれていることがあります

漢方薬としても、駆虫薬として使用されてきました。

海藻というと、ワカメとかコンブとかモズクなど、普段食べているものを連想しますが、薬になるものもあるんですね

次回もお楽しみに

 

生薬博物館 その31

生薬博物館 その31で、ご紹介するのは、ちょっと不思議な生薬です

五味子

黒い粒状の生薬で、生薬名は「五味子」(ゴミシ)、

学名はSchisandra Chinensisと言います

何が不思議かと言いますと、名前に五味子とあるとおり、5つの味がする果実なんです

5つの味とは、酸っぱい、苦い、甘い、辛い、塩からいのことで、人によって、口に入れた時に感じる味が違うと言われています。

授業でも味見をすることがあるのですが、確かに人によって違う味を感じていました。なぜ違う味を感じるのかは謎ですが、一説によると、体質の違いや、その日の体調によって変わるのではないかと言われていますが、真相は分かっていません

さて、そんな不思議な生薬「五味子」ですが、漢方では咳止めや強壮などに用いられています。

では、次回もお楽しみに

 

 

生薬博物館 その30

生薬博物館 30回目でご紹介するのは化石です

大型哺乳類の化石化した骨で、生薬名を「竜骨」(リュウコツ)といいます。哺乳類の種類としては、シカ、ウシ、ゾウ、ウマ、サイなどだそうです。ラテン名は、Fossilia Ossis Mastodiと言います

竜骨

主な成分は、炭酸カルシウムで中枢神経抑制作用があるそうです

漢方では、異常興奮、不眠などに用いられています。

動物の化石も薬になるなんて・・・

次回もお楽しみに

 

生薬博物館 その29

29回目の生薬博物館で、ご紹介するのは

石膏

ただの白い粉末にしか見えませんが・・・

ラテン名をGypsum Fibrosum、生薬名を「石膏」(セッコウ)という鉱物です。主要な成分は、含水硫酸カルシウムで、他に無水硫酸カルシウム、二酸化珪素、酸化マグネシウムなどを含む混合物です

型を取るのに使うのは焼石膏で、石膏の水分を飛ばしたものです。

漢方では、解熱、消炎、鎮静などの為に使用されますが、熱を冷ます効果が非常に高い生薬とされています

生薬は、植物だけではないんですね

次回もお楽しみに

 

 

生薬博物館 その28

28回目の生薬博物館で、ご紹介するのは

学名をCarthamus tinctorius、生薬名を「紅花」(コウカ)と、いいます。

紅花

昔から日本では、口紅や染料の原料とされてきました。この紅花で作った口紅は、大変高価で貴重なものだったそうです

また、種からは必須脂肪酸を多く含むサフラワー油が取れます  ベニバナは、山形県の県花ですね

漢方では、婦人病に用いられてきました。

では、次回もお楽しみに