27回目の生薬博物館もスパイスとして知られている、こちらです

粉末上で売られているので、この果実の状態で見ることはめったにありませんが、生薬名を「小豆蔲」(ショウズク)、スパイス名はカルダモンです
ショウガ科の植物で、学名をElettaria cardamomumと言います
スパイスとして利用される他に、ヨーロッパでは古くから薬として利用されてきたそうです。また、利用するのはこの果実の中にある種子の部分です
独特な芳香があり、健胃薬(胃の働きをよくする薬)として漢方では使用されます。確かに食欲をそそる香りがしますよ
では、次回もお楽しみに
生薬博物館26回目で、ご紹介するのは「冬瓜子」(トウガシ)です
学名はBenincasa cerifera、植物名トウガンの種です。

白い実の部分は、あっさりとした味で、煮物にしますね
冬の瓜という名前ですが、収穫されるのは夏だそうで・・・
漢方では、利尿(おしっこを出す)を目的に使用されています
では、次回もお楽しみに
25回目の生薬博物館で、ご紹介するのは

くねくねと曲がりくねった根のような感じがしますが、 学名をAlpinia officinarumと言う、ショウガ科の「良姜」(リョウキョウ)です
香りは、ショウガとコショウを合わせたようで、味は強い辛味があります。東南アジアではスパイスとして利用されています
漢方では、健胃薬として胃の調子を良くする目的で用いられています。年末年始になるとCMで、食べる前に飲む
って宣伝している某漢方胃腸薬にも含まれています。
このブログをずっと見てくれている方は、お気づきかもしれませんが、スパイスが薬として利用されている例が多いと感じませんか
では、次回もお楽しみに
24回目の生薬博物館は、諸事情により更新が遅れてしまい、申し訳ありません
お詫びに、写真をいつもの2倍掲載いたします

皆さんも、どこかで見たことがある「人参」(ニンジン)です
もう一枚

こちらも、「人参」(ニンジン)です。折れ曲がっていることから、「曲参」(キョクジン)と言われますが、同じものとして扱われます。
学名は、Panax ginsengです。野菜のにんじんは、セリ科ですが、薬になる人参は、ウコギ科で、全く種類が違います。
漢方では、滋養強壮、健胃整腸などに使用されていますし、ユ○ケルなどのドリンク剤や、栄養剤などにも使用されていますね。
このところ、天候も不順な日が多くて、体調を崩している人も多いのではないでしょうか。こんなときに、試してみるのもいいかもしれませんね
では、次回もお楽しみに
チームで一人を支える医療。みんなであなたを支える学び。東京医薬専門学校