東京医薬専門学校

チームで一人支える医療。みんなであなたを支える学び。

生薬博物館 その33

33回目の生薬博物館で、ご紹介するのは最近話題になっているコレ

遠志

学名は、Polygala tenuiforia。生薬名は、「遠志」(オンジ)です

最近、話題になっていると言ったのは、「健忘症、物忘れ」に効くとしてドラッグストアで、複数のメーカーが商品化しているからなんです

もともと、漢方では強壮や鎮静、痰を切るなどを目的に用いられてきましたが、近年、研究が進み「健忘症、物忘れ」に効くことが確認されて、商品化されました。

生薬には研究が進んでいないものがまだ沢山あって、、まだ知られていない効果が、この先もっと見つかると思います

研究の分野に進路を考えている人は、もしかすると新しい薬を生薬から見つけちゃうかもしれませんね

次回もお楽しみに

 

生薬博物館 その32

32回目の生薬博物館で、ご紹介するのは海藻です

海人草

学名を、Digenea simplex、生薬名を「海人草」(マクリ)と、言います。

今の日本では、ほとんどありませんが、お腹の虫下しとして使用されます

主成分のカイニン酸には、回虫の駆除効果があり、現在では動物用医薬品の駆虫薬に含まれていることがあります

漢方薬としても、駆虫薬として使用されてきました。

海藻というと、ワカメとかコンブとかモズクなど、普段食べているものを連想しますが、薬になるものもあるんですね

次回もお楽しみに

 

生薬博物館 その31

生薬博物館 その31で、ご紹介するのは、ちょっと不思議な生薬です

五味子

黒い粒状の生薬で、生薬名は「五味子」(ゴミシ)、

学名はSchisandra Chinensisと言います

何が不思議かと言いますと、名前に五味子とあるとおり、5つの味がする果実なんです

5つの味とは、酸っぱい、苦い、甘い、辛い、塩からいのことで、人によって、口に入れた時に感じる味が違うと言われています。

授業でも味見をすることがあるのですが、確かに人によって違う味を感じていました。なぜ違う味を感じるのかは謎ですが、一説によると、体質の違いや、その日の体調によって変わるのではないかと言われていますが、真相は分かっていません

さて、そんな不思議な生薬「五味子」ですが、漢方では咳止めや強壮などに用いられています。

では、次回もお楽しみに

 

 

生薬博物館 その30

生薬博物館 30回目でご紹介するのは化石です

大型哺乳類の化石化した骨で、生薬名を「竜骨」(リュウコツ)といいます。哺乳類の種類としては、シカ、ウシ、ゾウ、ウマ、サイなどだそうです。ラテン名は、Fossilia Ossis Mastodiと言います

竜骨

主な成分は、炭酸カルシウムで中枢神経抑制作用があるそうです

漢方では、異常興奮、不眠などに用いられています。

動物の化石も薬になるなんて・・・

次回もお楽しみに

 

生薬博物館 その29

29回目の生薬博物館で、ご紹介するのは

石膏

ただの白い粉末にしか見えませんが・・・

ラテン名をGypsum Fibrosum、生薬名を「石膏」(セッコウ)という鉱物です。主要な成分は、含水硫酸カルシウムで、他に無水硫酸カルシウム、二酸化珪素、酸化マグネシウムなどを含む混合物です

型を取るのに使うのは焼石膏で、石膏の水分を飛ばしたものです。

漢方では、解熱、消炎、鎮静などの為に使用されますが、熱を冷ます効果が非常に高い生薬とされています

生薬は、植物だけではないんですね

次回もお楽しみに

 

 

生薬博物館 その28

28回目の生薬博物館で、ご紹介するのは

学名をCarthamus tinctorius、生薬名を「紅花」(コウカ)と、いいます。

紅花

昔から日本では、口紅や染料の原料とされてきました。この紅花で作った口紅は、大変高価で貴重なものだったそうです

また、種からは必須脂肪酸を多く含むサフラワー油が取れます  ベニバナは、山形県の県花ですね

漢方では、婦人病に用いられてきました。

では、次回もお楽しみに

 

 

生薬博物館 その27

27回目の生薬博物館もスパイスとして知られている、こちらです

小豆蔲

粉末上で売られているので、この果実の状態で見ることはめったにありませんが、生薬名を「小豆蔲」(ショウズク)、スパイス名はカルダモンです

ショウガ科の植物で、学名をElettaria cardamomumと言います

スパイスとして利用される他に、ヨーロッパでは古くから薬として利用されてきたそうです。また、利用するのはこの果実の中にある種子の部分です

独特な芳香があり、健胃薬(胃の働きをよくする薬)として漢方では使用されます。確かに食欲をそそる香りがしますよ

では、次回もお楽しみに

 

 

生薬博物館 その26

生薬博物館26回目で、ご紹介するのは「冬瓜子」(トウガシ)です

学名はBenincasa cerifera、植物名トウガンの種です。

冬瓜子

白い実の部分は、あっさりとした味で、煮物にしますね

冬の瓜という名前ですが、収穫されるのは夏だそうで・・・

漢方では、利尿(おしっこを出す)を目的に使用されています

では、次回もお楽しみに

 

生薬博物館 その25

25回目の生薬博物館で、ご紹介するのは

良姜

くねくねと曲がりくねった根のような感じがしますが、           学名をAlpinia officinarumと言う、ショウガ科の「良姜」(リョウキョウ)です

香りは、ショウガとコショウを合わせたようで、味は強い辛味があります。東南アジアではスパイスとして利用されています

漢方では、健胃薬として胃の調子を良くする目的で用いられています。年末年始になるとCMで、食べる前に飲むって宣伝している某漢方胃腸薬にも含まれています。

このブログをずっと見てくれている方は、お気づきかもしれませんが、スパイスが薬として利用されている例が多いと感じませんか

では、次回もお楽しみに

 

生薬博物館 その24

24回目の生薬博物館は、諸事情により更新が遅れてしまい、申し訳ありません

お詫びに、写真をいつもの2倍掲載いたします

人参

皆さんも、どこかで見たことがある「人参」(ニンジン)です

もう一枚

人参(曲参)

こちらも、「人参」(ニンジン)です。折れ曲がっていることから、「曲参」(キョクジン)と言われますが、同じものとして扱われます。

学名は、Panax ginsengです。野菜のにんじんは、セリ科ですが、薬になる人参は、ウコギ科で、全く種類が違います。

漢方では、滋養強壮、健胃整腸などに使用されていますし、ユ○ケルなどのドリンク剤や、栄養剤などにも使用されていますね。

このところ、天候も不順な日が多くて、体調を崩している人も多いのではないでしょうか。こんなときに、試してみるのもいいかもしれませんね

では、次回もお楽しみに

 

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